弟子屈(てしかが)町名の由来 | |
アイヌ語の岩盤という意味の「テシカ」 と、上という意味の「ガ」 から成り立っています。「岩盤の上」 という語源は、その昔アイヌの 人たちが釧路川で鮭を獲っていた時、川床は岩盤が多くて魚網を仕掛けるための杭を打ち込むことが出来ない「岩盤の上だ」と嘆 いたことに由来すると言われています。 気象・・・夏の最高気温は25℃以下で熱帯夜はほとんど無く、平均気温は15℃くらいで過ごしやすい日が続きます。 冬の最高気 温は0℃に達しない真冬日が続き、最低気温はこのあたりで−15℃くらい。町内の川湯温泉では −30℃を記録することもありま すがその回数は1〜2度と減りつつあります。 降雪量は比較的少ないものの寒さは厳しく 太平洋側の気候に準じるため晴天の日 が多いのが特徴で冷え込んだ朝には"ダイヤモンドダスト"が見られることもあります。 産業・・・摩周湖・屈斜路湖、川湯温泉に代表される観光と、酪農・畑作を中心とした農業の町です。 |
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霧の摩周湖 | |
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透明度 41.6mの世界記録を持つ摩周湖ですが、現在は 25m前後とされています。湖岸への立ち 入りは禁止されているものの観光客は年間110万人、車は年間15万台に達し排気ガスやゴミによ る汚染が心配され始めています。"ミステリアス"な雰囲気を漂わせる摩周湖が永遠であるためには 何らかの規制も必要でしょう。観光シーズンの5〜10月の180日間で終日湖面の見える日が約10 0日。時々見える日が約50日。濃霧に阻まれ全く見えない日が約25日。 「町広報より」 今年も9月にマイカー規制の試験が行われたり "摩周湖を世界遺産に " という活動も行われており ますが、自然を守っているように見せてお客さんを呼びお金を落としてもらうのは大変ですね〜 写真は雪解け間近の今年の冬。 |
屈斜路湖 | |
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周囲57キロ、面積79.3平方メートル、日本で6番目に大きい湖です。屈斜路湖はアイヌ語の「クッ( 口)とチャロ(喉元)」からきている。 コタンや和琴半島の無料露天風呂があり夏には多くのライダー やキャンパーが訪れ疲れを癒してくれます。冬には氷の芸術品の "御神渡り"が現れその規模は最 大10キロメートルで国内最大です。 現在はアメマス・ニジマスなどが生息し釣り人を楽しませてくれ ます。 「町広報より」 残念ながら地元の釣り人の多数はお金は出さないが魚は根こそぎ持っていきますので、いつでもい い結果が出るとは限りません。 写真は秋の美幌峠からの日の出。湖面を霧が覆い雲海となっています。 |
【豊かな温泉地でのんびり生活】 ホテルなどの温泉は勿論、無料の露天風呂も。温泉の公衆浴場も150〜200円と安い!市街地では町の温泉を引けますが移住 者に人気なのが「温泉分譲地」です。坪1〜2万円で月の使用料1万円が普通です。町内には沢山ありますので気に入った移住先 が見つかるかも知れません。分譲地の温泉は場所によって 「使い放題のところ」「既定量のあるところ」があり注意が必要です。 ち なみにここは既定量があり月1万円です。お風呂のほか、台所、洗面台も温泉が出ます。 【温泉が無ければ環境が優先で!】 近くの温泉の無い分譲地では坪4、000円前後と半分以下で400坪以上購入する方も多い。近くに自治会の管理する温泉施設が あるところも。折角移住するのですから温泉が無ければ広くて環境のいいところがお勧めです。 【美味しい水】 自宅の水は近くの貯水池(町管理)からの水道水ですが、夏でも冷たくて美味しい!蛇口からミネラルウォーターが出てくるようなも のです。町内には○○○の水などという商品を作っている会社もあります。 【移住者はさまざま】 <アウトドア関係の仕事> 趣味をいかして生活できるならこんな素晴らしい事はありませんが、カヌー屋さんなどは多く 競争は必至で新規参入は大変です。 ましてやスターウォッチング・トレッキングなども兼業しており 「人を蹴落としてでも。 」くらいの覚悟がないと出来ません。アルバイト で来る方もいっぱいいますが定着出来る方はほとんどいないという現実があります。 <他の仕事に就く> あまり表には出ませんがホテル・観光地の売店などでは本州から来られた方が多いのには驚かされます。 この場合どこでも給料 的に恵まれるはずもありません。ちょっとした程度の資格では仕事あっても安いのですから当然でしょう。ホテルなどの寮で三食付 きが生活も楽ですがいつまでもというわけにはいかないのでTターンしてきてまたTターン( 要するにUターン ) する方が多いのも 事実です。手取りで11〜13万円がいいところです。 <定年後にのんびり暮らす> はっきり言ってしまえば 「道・町」で来て欲しい方々です。新築 ・税収など経済効果は計り知れません。団塊の世代を狙って弟子屈 町でも宣伝しています。中には家を建てたら "土地は無料"などと "無料"を強調している自治体もありますがもともと価値の無い谷 地に砂利を入れ水道を引いただけです。生活環境の好みは人それぞれですが注意は必要です。谷地ではきちんと杭を入れたかど うかで大問題になります。町内では移住者の家が数件傾いています。杭をきちんと入れれば問題はありません。 <宿を始める> 観光地ですから少し前までは年に一件はペンションが建っていました。 当然その分廃業するペンション ・民宿もあります。定年後な ど余裕のある方のペンションも多いので中程度のペンションを借金して建てるなど言語道断です!営業しているのかどうかも分から ない新しいペンションが何件もあるのですから・・・ ニセコや富良野など人気のところはハンパじゃないほど宿があるし困ったもので す。 <屋内で収入を得ることが出来る> そこそこいらっしゃるようですが付き合いが無いのでわかりません。羨ましいです。 <帰っていく方々> アウトドア関係施設に勤めていた若い方が「負け組みになりたくないから帰る。」と言って帰っていきました。「何をしに北海道に来た んだ!」と言いたいところですが、預金通帳をながめていると心細く なってくるのでしょう。 「来てしまえば何とかなる。」という言葉を よく聞きますが、「確かに何とかなります!」 でも一言付け加えるなら少しは金銭的な余裕が無いと安い賃金で働くだけの生活にな ってしまいます 。お金だけが人生じゃないけど無いと生きていけませんし昔の収入を考えていたら生きていけません。 お金が無い なら「人生を捨てる覚悟で来ましょう!」 なんてちょっと大袈裟か・・・。 大変と言うか辛い仕事をしている方(私から見ればの話 )か ら「冬だけバイトして後は釣りして遊んでいるんだからいいですね。」って言われますけど確かにそうかも知れません。でもそれは今 が元気だからだけで何の補償もなく 年をとっていくのですからある程度の覚悟は必要でしょう。 そもそもここは "観光地 "ですから 夏のアルバイトは 沢山ありますが、冬期間は社員でも外仕事の方々は失業保険で暮らしているのです。 私のように冬だけのアル バイトを探すのは大変なんですから "頼まれれば何でも真面目にやる" のは当然です。 でも冬期間の外バイトは最近辛く てやめ ました。 【私の場合】 <開業から現在まで> お客様に聞かれることも多いので暴露?しますと、仕事に疲れていたころ 「屈斜路湖に遊びに行ったら面白いところがあった。」 と 知り合いに言われそのアウトドア関係の施設に手紙を出してみました。 親戚どころか知り合いさえいない北海道でしたが思い切っ てここ弟子屈町民に。ところが3ヶ月で馬にいじめられ? て半年間の入院生活を余儀なくされました。 退院後も外仕事が出来ない のでホテルなどで働き移住してから4年後にしてやっと現在の仕事を始めることが出来ました。どのような生活なのかと言いますと 近年は4月下旬でアルバイトが終わりすぐにギョウジャニンニク採りに。その後畑仕事や花壇の草取りで二週間程度かかりました。 震災直後はお客さんが少なく心配になりましたが6月に入ると常連さん達が来てくれてホッとしました。7月も暇で8月からやっと盛 り返してきたものの取り返すことは出来ないまま11月初旬で終了しました。 例年の3分の2という結果で惨敗。中旬からは冬期間 のアルバイトに行ってました。技術の無い人間は体力あるのみですが何とか仕事をいただいていました。 こんな私でも生きていけ るということで励ましになりましたでしょうか? それでは収入はどのくらいに?」 という質問には答えられませんが千葉県時代の退 職時からすると数分の一です。 カヌーからすればシーズンは永いのですがそれでも一日の金額は限られているのでアルバイトに 行った方が収入は高いでしょう。 とにかく 当方の釣りは経費が掛かりますしこの料金設定を継続してしていくためには冬期間のア ルバイト代を生活費に充てないといけません。でも目指しているものが違いますので苦にはなりません。(嘘)ほとんどのガイドさん は冬はのんびりしているらしく羨ましい限りです。-20℃近くでアルバイトに行くのはきついですが -10℃までなら何とか慣れてくる ものです。でも外仕事は辛いので出来るなら避けたい。 建物他でかなりお金を使ってしまい大変ですが楽しい人生を送ってます! (そう思わないと生きていけません) <コテージは大変> 2008年は裏にコテージを建てましたので大変です! 建物以外にも暖房設備やテレビなどがかかっていますし冷蔵庫 ・洗濯機は こちらで使用していたもの( まだ新しいが小さい)を持っていく ことになったので別に購入することになりしました。ついでに家のテレ ビも買い替え、知り合いからは「やっぱりお金持っているんじゃない!」という非難に近い言われ方をされていますが「老後の蓄えを 使ってしまっただけなので冬はアルバイトに行かないと死んでしまう!」と言ってやりました。 現実問題としてアルバイト代はほとん どが春の税金・温泉その他でなくなってしまいます。ガイド ・コテージをこの料金体系で維持するのは大変なんです。コテージは一 人でもこの料金ですから収入は初めから期待していませんが、せめて綺麗に使っていただけるとありがたいです。 ゴミ出しのほか 電気 ・ガス・水道 ・温泉の無駄使いの事も書いてありますがこの料金を維持していくためにお客様のご理解ご協力をお願いしてお ります。一般的は古い民宿の素泊まりだけでも3、000円はしますしヘタをすると相部屋ですからね。「こっちはお金を払っているん だ。」と言いたいの方は高い料金の施設をご利用下さい。一組限定ですから子供さんが騒いでも問題ありませんが キズを付けたり 壊したりしないようご注意下さい。 【気候の違い】 短い春(5・6月) ・・・杉はありませんので杉花粉症に悩まされることは一切ありません。白樺花粉などの話を聞いたこともあります がこのあたりでは道路以外にアスファルトやコンクリートはありませんので飛び散ることも無いのでしょう。暖かい日もありますがま だまだ油断は出来ません。昨年もゴールデンウィーク前にオホーツク方面を中心に雪が降り知床横断道路の開通が遅れてしまい ました。例年ですと敷地の雪が解けるのは4月中旬になります。スタッドレスタイヤから夏タイヤに変えるのはパジェロミニが4月下 旬。デリカはゴールデンウィーク後になります。やっと暖房を入れなくてもいい季節になりますが雨が続くと肌寒く なりますので6月 下旬でも使うことがあります。 短い夏(7・8月) ・・・涼しいのは間違いありません。でも一昨年のお盆前後の一週間は暑かった〜。 熱帯夜は2日だけでしたけど 北海道の気候に慣れてしまったので大変です。と言いつつ普通に一年中掛け布団ですけど。昨年やっと 扇風機を買ったのですが 3回しか使いませんでした。 短い秋(9・10月)・・・9月に入るともう秋の気配。ここ数年温暖化の影響か紅葉も遅れ気味で10月中旬〜下旬です。夜は時々暖 房を入れたくなりますが日中はまだまだ我慢です。 長い冬(11〜4月)・・・さすがに暖房を入れないと生きていけません。 中旬にはチラホラ雪が降り始め4月下旬まで暖房は入れっ ぱなしです。昼間暖房を切ると家全体が冷えてしまうので不在の時でも最低にして入れておきます。灯油代が高くなったので我慢 しても15万円、それなりに生活するのであれば20万円はかかります。我家は「チームマイナス6パーセント以上」を実施中ですが お客さんがいる時は暖かくしますのでご安心を。 【ご注意】 地元ですから大きな声で言えませんが「移住者は金は持って来るし、何も知らないから。」 という考えの人もいます。業者はここで 載せると生きていけませんので別の機会に。 私個人では知り合いの中で相当痛い目に遭っています。 知らない人ならまだしも知 り合いを騙すのですから 「生き馬の目を抜く北海道」 を実感させられています。 身近なところではアウトドア系のアルバイトで来ら れる方は注意して下さい。 北海道に憧れているのをいいことに騙そうとしている業者は いっぱいあります。 勿論いい人もいっぱい いますのでこちらを大事にしましょう! 続く |
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